赤城山ヒルクライム2014参戦記(当日編)
前夜、昨年一緒に走った方とスタート順が違うことを知り、凹む。2人で協力しあったことで好成績残すことができたからそれがでぎず残念。 9時30分には就寝。
汗だくで何度か起きたけど、6時間30分睡眠。前泊はやっぱりたくさん寝られる。
寝起きから、カップヌードルとおにぎり1個、メープルパン2個を食べて腹いっぱい。でも軽量化したら胃袋に余裕生まれたので、バナナを追加。
5時25分頃からローラーで軽くアップ。
■ローラー 15:00 160/184 139kj
片足ペダリングを1セット、ゾーン4域で3分間インターバルを2回。それなりに汗をかいたけど、物足りない。でも時間がないのでやめて、急いで下山。
道路にはすでにボランティアの皆様や警察官が準備をしている。こういう人たちのおかげで走れていることに感謝。
会場はすでに選手でいっぱい。荷物を預け、Bスタートの列を探す。すでに場所が行われており、今年もかなり後方に位置することになった。
ウインドブレーカーを預けてしまったので、風が当たらない場所を探し、スイトレッチをしながら過ごす。全体的にトイレが足りていない。簡易トイレ以外には個室の個数や、小・大の列を掲示してもらいたいかな。
Aスタートの時間が近づくと「Bのグループは移動を始めます」と急にアナウンスが入り、慌てて列に行く。間に合わない人も多数いた様子で、自分はこのおかげで多少はスタート位置をあげることができた。
スタート3分前ぐらいに地元の英雄・狩野選手「急遽駆けつけることが出来ました。みなさん、記録目指して頑張ってください」とコメントがあり、いよいよ号砲。
●スタート~鳥居 7:28 3.30km 95rpm 179/184
今回の作戦は前に出過ぎないようにして周囲のペースを観察する。そう、金魚のフン。
計測地点までになるべく前に詰めたい、でも横にかなり広がっていてそうはさせてくれない。
上細井町交差点が見える。昨年を越えられるかわからないけど今年も頑張ろう。
計測開始。しばらく沿道の声援を受けながら走る。
それにしてもみんな飛ばす飛ばす。速いひとの後ろについては切れる。でもまた速い人が後ろからやってくるのでそれに乗ることができる。スタートはやっぱり前が有利だな、後方ではこうはいかない。
心拍が180後半に到達しないように、やや抑え気味で走る。気になるのは右わき腹の痛み(食べすぎが原因か)と、足パン。
●太陽殿ちょい過ぎまで 18:27(10:59) 3.90km 88rpm 186/189
●旧料金所ちょい過ぎまで 25:28(7:01) 2.12km 82rpm 184/187
鳥居までは想定よりも1分早く通過。オーバーペースか?いや、想定時間ミスった可能性があるから気にせずペースを維持する。
抜きつ抜かれつつが、そのうち抜かされるほうが多くなる。ここで無理して追わず、心拍数を180前半に抑えるためにペースは上げない。でも今年はダメかもと弱気になった。
いずれのラップポイントでボタンを押し忘れてしまったから、事前にガーミンに登録しておいたほうが良さそう。
●第1カーブ100m過ぎまで 39:29(14:01) 3.34km 80rpm 184/187
旧料金所過ぎてからは心拍表示せずに、自分の体をあてにした。CCCと2RUNをたぶんこの区間で飲み、勾配の厳しい区間を迎える。
スタートしてから何度も見ているジャージが度々視線に入るが、ここからは他の選手どうこうのより、マイペースを維持することに意識した。人のペースに惑わされなくて済む。昨年の大会や、試走のときも感じたけどこのほうが自分の走りに合ってるのかも。
脚が攣らないように、昨年の長沼選手のアドバイス「サドルの後ろに座り、ハムを使ってペダルを押す」を頻繁に取り入れて、脚の表裏の筋肉を均等に使う。
●箕輪バス停 47:44(8:15) 1.82km 71rpm 182/187
●姫百合駐車場 50:08(2:24) 0.62km 75rpm 184/186
即効元気をチビチビ飲みながら淡々と走る(あとでわかったことだけれども、心拍5ぐらいしかぶれずに走っていた)。するとだいぶ持ち直しきて、心拍と脚両方がまだ行けると思えるようになった。
それと大きかったのが回すペダリングを意識したこと。5分後にスタートしたC組の選手に抜かされたとき、その選手がきれいなペダリングをしていた。自分は踏むペダリングをしていることに気づき、修正できた。試走のときにできていたのに本番ではすっかり忘れていた。これを意識してからは、脚に負担かけず、速度も上げられた。
●ゴールまで (22:05) 5.24km 74rpm 182/187
応援も増えてきて、力が沸く。
中盤に抑え気味で走ったこと、長沼選手のアドバイスの実践、回すペダリング、これらの効果が後半に現れる。
中盤以降常に前のほうに見えていた選手を追い抜き始める。コーナーでは少しでもスピードに乗って登るために大外からまくる。これが気持ち良い。痛ジャージの選手が「キツイ」と発したので、「いや、もう一本行けるでしょ」と冗談言う余裕さえあった。
昨年の記録1時間15分を越えるどころか、かなりタイムを短縮できそうなことがわかり、俄然乗ってくる。今年は脚も残っている。
最後のストレート、下ハンを持ってパンターニ風アタック。タイムに満足していたことで少し垂れてしまった。自分に甘いな。パンターニにはなれない。
■赤城山ヒルクライム2014 1:12:16 20.3km 80rpm 183/189 792kj
昨年はゴール後に立っていられないぐらいハンガーノック寸前だったけど、今年はそこまでならず良いペースで走りきれた。ケイデンスは1~2ぐらい少なく、心拍は7低い。むしろ昨年の心拍190/200が異常か。
8月は440kmしか走ってなく、Vo2Maxインターバルをこなしていないことが不安だったが、トライアスロンの練習をしてきたことで心肺機能向上につながったのかな。スイムは分からないけど、少なくともヒルクライムにはランニングはクロストレーニングとして有効かも。
荷物受け取り場所までの間に両足攣った。レース後で良かった。今大会のまとめ。
◼︎事前対策
1.大会前にはメンテンナンスする
→榛名山は変速がうまくいかず、脚にダメージあり、リズムにも乗れなかった。
2.ハンドルを高くしてヒルクライム仕様
→意識していなくても上体を立てられた。
3.過度のダイエットは禁物。
→榛名山は52kgまで落としたけど、筋肉も落ちたのでは。今回は前日にまさかの2014年最重量を計測したけど、結果は出た。そこまで体重に過敏になることはない。
4.カップ麺は食べるな。
→胃袋の中身がこみ上げたときチリトマトの匂いが襲ってきた。油で胃ももたれた。
5.直前は練習しない。
→超回復を信じる。
■当日
1.周りに流されず、自分を信じて後半勝負。
→序盤飛ばしてしまった場合には中盤休む。後半にペースを上げて抜けばいい。アタック合戦は体力を消耗するだけ。
2.心拍係は途中から見ない。
→自分の限界をつくってしまう。
3.苦しいときには笑う。
→不思議と呼吸が楽になるし、たのしくなる。
今回結果を残すことができてよかった。トライアスロン始めたことでBikeが遅くなってしまう心配していたからひとまず安心。
そしてなによりも、日頃支えてくれている嫁さんに感謝。
下山後、お土産を購入。地元に金をおとすことにもつながるので、なるべく買うにしている。