トライアスロンときどきバードウォッチング

タイトル名を「トライアスロンときどきヒルクライム」に変更しようか悩むほど、鳥見をより運動することに夢中のバードアスリートです。

板橋cityマラソン

年度末。

この時期が来るたびに、なぜ前もって作業を進めてこなかったのかと、自分に問いたい。
家でパソコンを立ち上げることなんてできず、ようやくの板橋cityのレポートです。
 
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30分遅く起床。
一緒に参加する嫁さんと朝食。夫婦でマラソン大会に出場できる喜びを噛み締めつつ、いつものように腹一杯になるまでいただきました。
 
・朝食
餅5個、ご飯大盛り、けんちん汁、バナナ(オヤツ)
 
寝坊のため予定よりも遅れているから、ささっと準備をして出発したいところ。それなのに自転車の鍵が見つからない。予定はさらに遅れる。
会場まではチャリで。自分はママチャリ、嫁さんはロードバイク。13kmぐらいの道のり。
荒川に入るとなかなかの向かい風で嫁さんのペースが上がらない。フルマラソンに備えて脚を温存したかったのかな。
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途中で嫁さんがトイレに行きたいと言うのでストップ。待っている間に自分もしたくなったのでさらに遅れる。
向かう途中にお菓子ステーションを発見。
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菓子ステーションの中身をカンニング
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*こんなことをしているから遅れる
 
会場には8時20分着。はてなブロガーな方との待ち合わせ時間まであと10分。嫁さんに「お互い頑張ろう」とグータッチし、初フルマラソンの嫁さんを早々に見捨てて、別行動開始。
まずはダッシュで荷物を預けに行く。けどテントまでのルートを間違えてタイムロスし、おまけに大渋滞。
結果、集合場所には7分遅れ。皆さんはすでにスタート地点に向かわれた模様。チーン(ー ー;)
 
とりあえずCブロックの中盤よりもやや後方に並び、ストレッチをしながら待機。屈伸や伸脚するときに気がつきましたが、低い姿勢でストレッチすると、短パン男性ランナーのハミケツを拝むことになります。(´Д` )オーマイガ。げんなりしつつ、恒例の他ランナーのシューズチェック
 
・ブランドランキング
  1. アシックス
  2. ミズノ
  3. アディダス
  4. ナイキ
  5. ホカオネオネ
*板橋cityマラソンCブロック中盤調べ
 
1位のアシックスはどの大会に行ってもダントツ。大きく離された2位にミズノで、ウェーブエンペラージャパンが2人いました。アディダスを履く人は男性が多いのはいつものこと。そしてホカオネオネが自分以外にもう1人いました。
 
刻一刻と近づくスタート時間。
それと同時に押しせたのは強烈な尿意。今回訪れた尿意の強さはボスキャラクラス。我慢してフルマラソン走りきれるレベルではないことわかる。けどトイレ待ちの行列はすごい。このタイミングで並んだら勝田全国マラソンのようにトイレで号砲は確実。せっかくの陸連登録ブロックを棒に振りたくない。
走り出してからトイレに駆け込むことを決めました。
 
いよいよスタート時間目前。
列が前に動きだす。それと同時に後方Dの選手たちが殺気立ってCブロックになだれ込む。「Dの人は後ろからのスタートです」と注意するスタッフを無視して、しれっと前進するDの選手たち。
気持ちはわかります。Cの後方エリアにいた選手たちはシリアルな感じじゃないので「どうせ抜かれるんだから前へどうぞ」な精神で、特に何も言わず受け入れていました。
 
さて、スタート。
■1〜10km
昨年は西内ひろさんがスタートゲートでハイタッチして見送ってくれたけど、今年は誰なんだろうと思ったら、土佐礼子さん。ジャンルが違うけどハイタッチしたい(そりゃあ西内ひろさんの方がいいですよ)。でも今年も逆側を走っていたため、土佐さんの姿も声も確認できずに通過。
 
スタート直後から、Dブロックの選手がビュンビュン抜いていく。そりゃあもう気持ち良いぐらいの抜かれっぷり。
怪我する前だったら着いていくけど、今の実力では無理。(心のなかでは「行ってら〜しゃい、ベストを尽くすんだよ」と)温かくお見送り。
それに他の選手に気をとられている場合ではなかった。脳内はトイレ、トイレ、トイレで一杯だったので。
 
最初のトイレは満員御礼のためパスし、次のトイレに駆け込む。空いているぞ、ラッキーと思ったら、ドア解放で用を足しているおっさんが入っていた。閉めましょうよ、しかもやたらと時間かかってるし。
 
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 (LINEスタンプ SUIYOBI CAMPANELLA 桃_太郎)
 
トイレタイム区間のラップは、渋滞の最初1kmよりも最も遅い。1〜3kmまではこんな感じで推移。5:35→5:01→5:40。
 
トイレに行ったらスッキリして、ペースが上がってしまったので、とにかくゆっくり走ることを意識。30kmまでは5:00/kmペースで無理しない作戦。
 
でも膝痛でしばらく走っていなかったツケが回り、なかなか5:00/kmペースを掴めない。ようやく思った通りのペースで走れるようになったのは、9〜10km過ぎから。だいぶかかってしまいました。
4〜10kmまでのラップタイム。4:43→4:51→4:49→4:51→4:49→4:50→4:49
 
 
■11~20km
今思えば、リタイアすればよかった思う区間。
それは13km過ぎにやってきました。
 
ピキッ、ピキッ (着地する度に左膝外側の骨が擦れる音)
 
想定よりも早いな(ー ー;)
勝田全国マラソンではハーフ過ぎにこの症状が現れたけど、今回は序盤からか。走りきった後はどうなってしまうのか。また膝痛で走れなくなるのか。
いや、今回はシューズをホカオネオネにして衝撃を和らげ、膝が曲がらないようにザムストを装着している。きっと大丈夫だ、走り続けることに。でも臆病になったことでフォームが縮こまり、ラップは冴えない。
 
おまけにシューズの紐を上側だけきつくしめただけで、つま先側はゆるゆるしてシューズの中で足が暴れ、擦れて痛い。
これはもしかしたら、浅利純子さんがアトランタオリンピックのときにシューズを血だらけにしたのように、新品のホカオネオネを赤く染めてしまうことになるのか!でもトライアスロンのレジェンド宮塚さんは「血豆が潰れても、走るのをやめる理由にはならない」と言っていたのを思い出して奮起。
ちなみにレース後の状態は、ただの水ぶくれ(浅利さんと宮塚さんと肩を並べたような発言をしてしまったことを深く謝罪します)。
11〜20kmのラップは、4:58→5:01→5:05→5:06→5:07→5:04→4:58→5:00→4:55→4:55。
 
■21〜30km
お菓子エイドでコアラのマーチをひと摑みしたら6個も取れてしまい、手に持ったまま迎えた、折り返しポイント。
脚は余力があり、呼吸はかなり余裕。
周りのランナーが折り返してテンション上がったのかペースが上がる。これに巻き込まれてはならん、とマイペースを維持。
 
そしていつすれ違うか分からない嫁さんを見逃さないように、常に顔は右斜めを向けて走る。
嫁さんのブロックMの選手と多くすれ違うようになり、より一層凝視するけどなかなか出会えない。右斜めを向くのも疲れてきた。ふとまっすぐ向いたときに「バードアスリート(実際には本名ですよ)」と呼ばれ、手を挙げてがんばれーと応える。
 
気がつけば、昨年脚を攣り始めた「堀切の坂」に差し掛かる。
昨年よりも練習をしていないけど、ペースを抑えて走っていることで、「堀切の坂」を登りきっても痙攣の兆候なし。
 
よし、このまま30km過ぎるまではひたすら我慢して淡々と走るぞ。
 
途中、バラモキング(五島長崎国際トライアスロン)のかっこいいトライジャージを着た女性を発見。追い抜くときに思わず「トライアスリートですか、頑張りましょう」と声をかけてしまいました。驚かせて失礼しました。
この10km区間のラップタイムです。5:05→4:42→4:59→4:58→4:57→4:56→4:52→5:03→5:09→4:53
 
■30km〜40km
勝田全国マラソンではここから一気にペースアップした。今回も上げたい。
けど気力は雲泥の差。勝田の時は「待ちに待った30km、さあーて爆発するぞ!」に対して、今回の板橋cityでは「ようやく30km、これからペース上げても走りきれるのか不安だ」
なので、ペースアップは控えめに5:00/kmから4:50kmにしてみる。
 
昨年もレース後半に抜かされた年配夫婦ランナーが右から追い抜いていく。相変わらず綺麗なフォームで余裕もありそう。
今年は自分も余裕があるから喰らい付いてみよう、と後ろにつく。
 
が、ペース上がったことでピッチも上がり、右ふくらはぎがピクピク。
 
あっ、やってきてしまった。
誰もが恐れ、大半の人が
 
ケ・イ・レ・ン
 
32km過ぎでした。
 
この先は痙攣するたびに立ち止まってストレッチ、走り出しては立ち止まってストレッチ。また走り出してはストレッチ。
を延々繰り返す。
 
楽しみのシャーベットゾーンもゴール後だし、なんとかやる気を維持させようと、野鳥の声を聴いたり、私設エイドからコーラをもらったりして、走り続ける。
ラップタイム。4:50→4:54→5:21→6:10→6:01→6:14→5:48→6:51→6:00→6:10
 
■40km過ぎ〜ゴールまで。
すでに気力も脚なんて残っていないのに、ラスト1km切ってから、このままでは終われない!(とっくに終わっているのに)とスパート開始。
悪あがきの結果、ラスト1kmは4:30/kmペースでゴール。
5:57→5:21→1:47
 
*板橋cityマラソン  3:41:33  5:13/km
 
 
余韻に浸る間も無く、すぐに荷物を受け取り、ロードバイクで岩淵水門まで戻る。
たしかこのあたりにあったよな〜と、荒川治水資料でサイクルラックを発見。ロードバイクをかけて、館内へ。
私設エイドを作るために自販機を探していると、大会ボランティアのおじさまが「水をもっと飲まなくていいの?」「頑張ってね」とすごく優しい言葉をかけてくれました。あざっす。
とりあえずコーラを2本購入し、再びコースに戻る。
 
給水所でボーイスカウトの子供たちからコップをもらい、38km過ぎで私設エイド(コーラ)開始。
 
「頑張れー、コーラあるよー」と声かけを始めると、皆さんわざわざ立ち止まって飲んでくれました。40代以上の男性に人気があったようです。
 
*次回に向けての反省
女性人気をゲットするにはオレンジジュースやポカリが必要。もしくはヘルシア黒烏龍茶
 
初の私設エイドを楽しんでいると、「おーい、バードアスリート(実際には本名)」と呼ぶ声。予定よりも早く、嫁さんがやってきました。
早々に店じまいして、追いかけます。意外といいペースで走ってるじゃないか。
 
というか、並走した時に気がつきました。
 
左膝が痛くて走りたくない(´Д` )
 
心の声が嫁さんに聞こえたのか、突然ストップする嫁さん。
 
私「どうした?疲れたのか?」
嫁「いや、きみが来てから急にやる気がなくなった」
私「えっ・・・(せっかくきたのに)」
嫁「密かに目標にしていた5時間を切れそうだけど、もういいや」
私「(俺のせい?旦那が現れてゴールまで力を振り絞るパターンを想定していたのに。)目標に向けて頑張りなよ。コーラ飲むと気合入るからさ。」
嫁「いい、いらない」
私「お・・・おう」
 
ゴールまでウォーキング決定。嫁さんの初フルで5時間切をサポートしたかったけど、左膝の痛みで走れなかったので、内心はひと安心。
それからはゴミ拾いをしながら、嫁さんの初フルの感想を聞きながらゴールに向かいました。
 
*Walk  0:35  3.5km  10:00/km
 
帰宅までのチャリがまたキツかった。ペダリングするたびに痛みで悶絶。おまけに悪寒と頭痛。振り返ってみるとハンガーノックだったのかな。
 
板橋cityの日、じつは結婚記念日でした。過去2年は池尻大橋のOGINOでフレンチを堪能しましたが、今年はコレ。
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地元のラーメン屋。しかもラーメン食わずにツマミとビール。
 
*栄養補給
・ビール
・ニラレバ
・餃子
・チャーハン
 
こうして、マラソンシーズンが終わりました。目標の3時間15分は切れず、左膝の故障のため練習量はガタ落ち。
フルマラソンに必要なことは、速くなることよりも、怪我をしないで練習量を積み上げることの方が大事だということが分かりました。
 
何はともあれ、学びの多かったマラソン。しばらくはトライアスロンヒルクライムの世界に戻ります。ランニングの大会は、葛西ナイトマラソンと月例赤羽マラソンの2本を中心に走ります。
 
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